40代になって、ふと「このままでいいのかな」と考える瞬間がありますよね。友人が家庭を持ち、親も年齢を重ねていくなかで、気持ちが揺れるのは自然なことです。
40代で独身の女性は、決して少なくありません。ひとりの暮らしに満足している人も、たくさんいます。
この記事では、数字で見る40代独身女性のいまと、よく聞かれる6つの本音を整理しました。これからを心地よく生きるヒントと、40代のうちに始めたい備えも紹介します。
数字で見る、40代で独身の女性のいま
40代の女性のうち、結婚していない人はおよそ5人に1人です。まずは、公的なデータで40代の独身女性のいまを見ていきましょう。

40代女性のおよそ5人に1人が未婚
2020年に結婚していない女性の割合は、次のとおりです。
| 年代 | 未婚の女性の割合(2020年) |
|---|---|
| 40〜44歳 | 21.3% |
| 45〜49歳 | 19.2% |
出典:国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集(2026年版)」(総務省「国勢調査」をもとに作成)
50歳の時点で一度も結婚していない女性の割合も増えています。1990年は4.3%でしたが、2020年には17.8%になりました。
この数字は、一度も結婚していない人の割合です。実際には、離婚を経て、いまはひとりで暮らしている人もいます。独身の理由も、未婚か離別かも、人によってさまざまです。40代で独身でいることは、決して特別なことではありません。
40代で結婚する人も、独身のまま暮らす人もいる
40代で結婚する女性も、毎年います。2024年に結婚生活に入って届け出た夫婦のうち、妻が40〜44歳だったのは16,117組でした。45〜49歳も9,485組にのぼります。(出典:厚生労働省)
一方で、結婚しないまま自分らしく暮らす人も増えています。結婚する生き方も、しない生き方も、どちらを選ぶかはあなた自身が決めてよいことです。
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40代独身女性の本音|よく聞かれる6つの気持ち
独身でいる理由も、暮らし方も人それぞれです。ひとりの暮らしに満足しながらも、ときどき不安になることがあります。そんなふうに、満足と不安が同じ人の中にあるのは自然なことです。
ここでは、40代の独身女性からよく聞かれる6つの気持ちを紹介します。

ひとりの自由と気楽さに満足している
まず多く聞かれるのは、ひとりの暮らしが心地よいという声です。休日の過ごし方も、お金の使い道も、住む場所も自分で決められます。
「40代になって、周りの声が気にならなくなった」と感じる人もいます。20代や30代のころに比べて、自分に合う暮らし方がわかってきたからです。
仕事で経験を積み、収入や生活のリズムが安定してくる年代でもあります。自分のペースで暮らせる今の生活を、これからも大切にしたいと考える人は少なくありません。
ふとした瞬間に寂しさを感じる
ふだんは満足していても、寂しさを感じる場面はあります。たとえば、仕事から帰って部屋が静かなときです。体調を崩して寝込んだときや、ひとりで過ごす年末年始に、ふと寂しくなる人もいます。
満足していることと、ときどき寂しくなることは矛盾しません。寂しさは、人とのつながりを大切に思う気持ちの表れでもあります。
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親が先にいなくなったらと思うと心細い
40代になると、親の老いを身近に感じるようになります。「親が先にいなくなったら、ひとりで生きていけるだろうか」と考えて、心細くなる人もいます。
親の通院に付き添う機会が増えたり、実家に帰るたびに親の小さな変化に気づいたりして、そう感じる人が多いようです。
実家で暮らしている人も、ひとりで暮らしている人も、多くの人が抱く気持ちです。この不安は、頼れる相手や備えを少しずつ増やすことで、小さくしていけます。
お金と仕事がこの先も続くか気になる
ひとりで暮らしを支えていると、お金と仕事の先行きが気になるものです。「今の仕事をいつまで続けられるだろう」と考える人もいます。年齢を理由に、転職しにくくなるのではと心配する声も聞かれます。
2025年の調査で、ひとり暮らしの40代(男女合計)を見ると、預貯金や株式などの金融資産を持っていない人が32.1%でした。金融資産の平均は859万円、中央値は100万円です。(出典:金融経済教育推進機構)
平均は一部の大きな金額に引っぱられるため、中央値のほうが実感に近い数字です。人と比べるより、自分の暮らしに必要な金額を知ることから始めましょう。
周りの話題とズレて、居場所がない気がする
友人との会話が子育ての話題ばかりになり、ついていけないと感じることがあります。親戚の集まりで結婚について聞かれ、気持ちが重くなる人もいます。
毎日が同じことの繰り返しで、なんとなくつまらないと感じる時期もあるかもしれません。それは、あなたの生き方が間違っているからではありません。暮らしの形が人それぞれになる年代だからこそ、起こることです。
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体や気力の変化に戸惑う
40代になると、体の変化を感じる人が増えてきます。疲れが抜けにくくなったり、眠りが浅くなったりするのも、そのひとつです。閉経の前後5年ずつ、あわせて10年間を「更年期」といいます。日本人女性が閉経する年齢は、50歳前後といわれています。個人差が大きく、40代前半で迎える人もいます。(出典:日本産科婦人科学会)
体と気持ちの変化が重なると、戸惑うこともありますよね。気になる不調が続くときは、ひとりで抱え込まないでください。婦人科などの医療機関に相談しましょう。
40代独身女性がこれからを心地よく生きる5つのヒント
ここからは、これからを心地よく生きるためのヒントを紹介します。先ほどの気持ちと上手に付き合うための方法です。どれも、今週から始められることばかりです。

不安を書き出して「いま決めること」と「まだ先でいいこと」に分ける
不安は、頭の中にあるうちは大きく感じるものです。まずは、気になっていることを紙に書き出してみましょう。
書き出したら、次の2つに分けてみてください。
- いま決めること: 5年以内に起こりそうで、自分で動かせること(健診の予約、家計の見直しなど)
- まだ先でいいこと: 今は情報を集めておけば十分なこと(老後の住まいの形など)
分けてみると、今すぐ手をつけることは意外と少ないと気づくはずです。「いま決めること」から1つだけ選び、今週中に済ませてみましょう。
「まだ先でいいこと」は、忘れないように書いたまま残しておけば十分です。半年に一度ほど見返して、状況が変わったものだけを「いま決めること」に移しましょう。
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お金の見通しを一度だけ立ててみる
お金の不安をやわらげる第一歩は、今の状態を知ることです。1か月の収入と支出を、一度だけ書き出してみましょう。毎月つける家計簿でなくてかまいません。住まい・食費・通信費など、大きな項目だけでも十分です。
あわせて、年金の記録も確かめておきましょう。日本年金機構の「ねんきん定期便」は、毎年の誕生月に届きます。35歳と45歳の年には、これまでの全期間の加入記録が載った封書が届きます。
転職を経験している人は、働いてきた期間に記録の漏れがないかを見ておきましょう。記録を確かめておくと、将来の見通しを立てやすくなります。
相談できる相手を「分野ごと」に持つ
困ったときに頼れる相手を、ひとりに決める必要はありません。たとえば、お金のことはこの人、仕事のことはこの人、趣味の話はこの人という分け方です。分野ごとに相談できる相手がいると、ひとりに負担をかけずにすみます。
親やきょうだいだけに頼らなくてもかまいません。友人や職場の仲間、趣味の仲間など、つながりの入口を少しずつ増やしていきましょう。習いごとや地域の活動、同じ趣味を持つ人のコミュニティに参加するのもひとつの方法です。深い付き合いでなくても、顔を合わせて話せる場所があるだけで、気持ちが軽くなります。
年に一度の健康診断と、体調を崩した日の備え
40代は、健康診断の中身が変わる年代です。40歳からは、「特定健康診査(特定健診)」の対象になります。内臓脂肪がたまった状態(メタボリックシンドローム)に着目した健診です。
乳がん検診も、40歳以上の女性が対象です。原則として2年に1回、乳房のエックス線検査(マンモグラフィ)を受けます。
勤務先や市区町村から案内が届いたら、後回しにせず受けておきましょう。受け方や費用は、勤務先や住んでいる市区町村によって異なります。
ひとりで暮らしていると、体調を崩した日に困ることもあります。数日分の飲みものやレトルト食品を、買い置きしておきましょう。すぐに連絡できる相手を決めておくと、さらに安心です。
ひとりの楽しみを、先に予定に入れる
毎日がつまらないと感じるときは、楽しみを「時間が空いたらやること」にしないのがコツです。行ってみたいお店や見たい展示を、先にカレンダーへ書き込んでおきましょう。
近所のカフェや図書館、散歩の途中で立ち寄る公園など、ひとりで出かけられる場所がいくつかあると、休日の過ごし方に困らなくなります。
予定が決まっているだけで、平日の気持ちも少し軽くなるはずです。大きな旅行でなくてかまいません。月に一度の小さな楽しみから始めてみましょう。
50代・60代に向けて、40代のうちに始めたい備え
40代は、まだ元気で時間にも余裕がある時期です。「もしものときに困らない準備」を、今のうちに少しずつ進めておきましょう。

緊急時の連絡先と大切な情報をまとめておく
急に入院したとき、誰に連絡してほしいかを決めておきましょう。まとめておきたいのは、次のような情報です。
- 連絡してほしい人: 名前と電話番号
- 医療のこと: かかりつけの医療機関、飲んでいる薬
- 契約のこと: 加入している保険、毎月支払っているサービス
ひとつのメモにまとめ、置き場所を信頼できる人に伝えておきましょう。書き出しておくだけで、もしものときの慌ただしさはぐっと減ります。
住まいを「この先も暮らせるか」の目で見直す
今の住まいで、10年後、20年後も暮らしていけるかを考えてみましょう。賃貸の更新や住宅ローンの見直しなど、住まいについて考えるきっかけが多い年代でもあります。階段の上り下りや、スーパーや病院までの距離は、年齢を重ねるほど大切になります。
すぐに住み替える必要はありません。気になる点を知っておくだけでも、次に住まいを選ぶときの判断に役立ちます。
親のこれからについて、元気なうちに話しておく
親の介護は、ある日突然始まることもあります。親が元気なうちに、どこで暮らしたいか、困ったときに誰を頼りたいかを聞いておきましょう。
きょうだいがいれば、役割の分け方も話し合っておくと安心です。仕事と介護を両立するためにも、自分ひとりで抱え込まない形を早めに考えておきましょう。
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まとめ
40代で独身の女性は、決して少数派ではありません。ひとりの暮らしに満足しながら、ときどき不安や寂しさを感じるのは、とても自然なことです。
不安は、「いま決めること」と「まだ先でいいこと」に分けるだけで、ぐっと扱いやすくなります。一つずつ手を打っていけば大丈夫です。まずは、気になっていることを紙に書き出すところから始めましょう。
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