婚活疲れは休んでいい|婚活に疲れたときの休み方とやめどき

休日のたびに予定を入れて、初めての人と会います。断ったり、断られたりすることもあります。そんな日々が続くなかで、ふと疲れを感じていませんか。

先にお伝えします。婚活に疲れたと感じるのは、それだけ真剣に向き合ってきたからです。甘えではありません。疲れたら、休んで構いません。「休んだら手遅れになる」と焦っている方も、まずは深呼吸をしてみてください。

この記事では、婚活に疲れてしまう理由と、休んだほうがいいサインを紹介します。心と体を休める方法や、休んだあとに続けるか、やめるかの考え方もまとめました。

婚活に疲れたと感じるのは、真剣に向き合ってきたから

婚活に疲れたと感じるのは、甘えではありません。疲れたら、休んで構いません。

婚活は、仕事や家のことの合間に、知らない人と会い続ける活動です。相手に気を配り、自分をよく見せようとして、結果を待ちます。その繰り返しで心がすり減るのは、自然なことです。

夜の自宅のソファで、スマートフォンを伏せて置き、ひと息ついている40代の女性

婚活疲れを感じている人は少なくありません

婚活中の人の多くが、疲れを感じています。2024年12月に、民間の会社が婚活中の人に調査を行いました。対象は、婚活中の25〜39歳の未婚者500人です。「婚活疲れを感じる」と答えた人は80.6%で、35〜39歳では84.3%でした。(出典:SMBCコンシューマーファイナンス)

この調査は30代までが対象です。40代・50代の婚活では、仕事や家族のことも重なります。疲れを感じる場面は、さらに増えるかもしれません。

40代で結婚したことのない独身者に、結婚への気持ちを聞いた国の調査もあります。「結婚したい」と答えた人は女性31.7%、男性36.0%でした。「どちらでもいい」と答えた人も、女性36.7%、男性33.5%います。(出典:内閣府)

強く望む気持ちと、どちらでもいいという気持ちの間で揺れている方も多いのです。揺れながら婚活を続けている方もいるでしょう。気持ちが揺れたまま頑張り続ければ、疲れがたまるのも無理はありません。

婚活疲れは、真面目に向き合った人ほど感じやすいものです。疲れたのは、あなたが弱いからではありません。

こんな状態が続いたら、休みどきのサイン

疲れは、自分では気づきにくいものです。次のような状態が続いていないか、振り返ってみましょう。

  • 婚活の予定を考えるだけで、気が重くなる
  • メッセージの返信が負担で、通知を見たくない
  • 会う前から、断る理由を探してしまう
  • 断られるたびに自分を責めて、何日も引きずる
  • 休日に、婚活以外のことをする気力が残っていない
  • 眠りが浅い、食欲が落ちたなど、体の変化がある

ひとつでも当てはまり、それがしばらく続いているなら、休みどきです。点数をつけて判断する必要はありません。「なんとなくしんどい」という感覚も、立ち止まる理由として十分です。

体や眠りの変化が長く続くときもあります。そのときは、記事の後半で紹介する相談先も頼ってください。

婚活に疲れてしまう5つの理由

婚活に疲れてしまう理由は、人それぞれです。ここでは、よくある5つの理由を紹介します。

当てはまるものがあれば、それがあなたの疲れの理由です。いくつか重なっている方のほうが多いでしょう。男性にも女性にも、同じように起こることです。

平日の夕方、仕事帰りの駅のホームのベンチに座り、遠くを見ている40代の男性

出会っても、気持ちが動く相手に巡り合えない

会う人の数は増えても、また会いたいと思える人に出会えないことがあります。多くの人が最初に挙げる疲れです。

相手に大きな不満があるわけではありません。それでも気持ちが動きません。「好きになれない自分がおかしいのでは」と悩んでしまいます。

婚活の場では、年齢や仕事などの条件から相手を知ることが多くなります。人柄を知る前に、条件で比べる形になりがちです。気持ちが動きにくいのは、そうした出会い方の性質でもあります。あなたの心が冷たいわけではありません。

お断りや返信のない日が続き、自分を否定された気がする

メッセージが既読のまま返ってこないことがあります。理由の分からないお断りが届くこともあります。そのたびに、自分のどこがいけなかったのかと考え込んでしまいます。

断る側に回るのも、実は疲れることです。相手を傷つけないように言葉を選び、申し訳なさを抱えます。断る回数が増えるほど、気持ちは重くなっていきます。

お断りの多くは、相性や巡り合わせで決まります。一度会っただけで、人としての価値が分かるわけではありません。断られたことは、あなたそのものを否定されたことではないのです。

時間とお金をかけても、先が見えない

休日のたびに予定を入れ、毎週のように誰かと会います。会費や交通費、服や美容院の出費も重なります。

それだけかけても、いつ終わるのかが見えません。先の見えない状態が続くと、心も体も休まらなくなります。

「ここまで続けたのだから」と、やめどきが分からなくなる方もいるでしょう。これまでかけた時間やお金を理由に、無理を続ける必要はありません。

周りと比べたり、親や周囲の言葉に焦ったりしてしまう

友人の結婚の知らせや、同年代の家族の話を聞くことがあります。親から「いい人はいないの」と言われることもあるでしょう。悪気のない一言でも、気持ちが沈むことがあります。

40代・50代になると、婚活の悩みを話せる相手も少なくなります。周りの友人の多くが家庭を持ち、話題が合わなくなることもあるでしょう。ひとりで抱え込むほど、疲れは重くなります。

人と比べてしまうのは、それだけ真剣に考えている証拠でもあります。焦る気持ちが出てくるのは、自然なことです。

仕事や家族のことと両立して、休む暇がない

40代・50代は、仕事の責任が重くなる時期です。親の通院や介護が始まる方もいるでしょう。平日の疲れを残したまま、週末に婚活の予定を入れることになります。

たとえば、土曜の午前に親の病院に付き添い、午後は初めての人とお茶をするとします。そんな週末が続けば、月曜の朝には疲れがたまっています。どちらも大事にしたいからこそ、休む時間が削られていくのです。

若いころに比べて、疲れが抜けるまでに時間がかかると感じる方も多いはずです。そこに婚活が加われば、休む日がなくなってしまいます。

婚活は、暮らしのほかの部分と切り離しては続けられません。頑張る量を、若いころと同じにしなくていいのです。

婚活に疲れたときの休み方5つ

婚活に疲れたと感じたら、まずは休みましょう。休むことは逃げではありません。疲れた心と体を整えるための行動です。

ここでは、具体的な休み方を5つ紹介します。全部を試す必要はありません。できそうなものから選んでみてください。

休日の朝、日の入る台所でお茶をいれている50代の女性

休む期間は、決めきらなくていい

「1か月だけ休む」と期間を区切る方法もあります。けれど、終わりが近づくにつれて、焦りが戻ってくることもあります。

再開するかどうかは、休んでみてから考えて構いません。気持ちが回復すれば、「また会ってみようかな」と思える日が来ることもあります。

区切りがあるほうが安心できる方は、見直す日だけを決めておきましょう。「3か月後に、もう一度考えてみる」くらいの軽い約束で十分です。その日に答えを出せなくても、また先に延ばして構いません。

通知を切り、婚活の予定を入れない週末をつくる

休むと決めたら、アプリやメールの通知を切りましょう。通知が鳴るたびに、気持ちが婚活に引き戻されてしまうからです。

登録しているサービスに、一時休止の仕組みがあるかを確かめておくのもおすすめです。休んでいる間の費用や、再開のしかたを知っておくと安心です。

やり取りの途中の相手がいるなら、短く一言伝えてから休みます。「しばらく忙しくなるので、連絡が遅くなります」くらいで十分です。

そして、婚活の予定をひとつも入れない週末をつくります。何もしない休日を、罪悪感なく過ごしてよいのです。

スマートフォンを見る時間そのものを減らすのも、ひとつの方法です。寝る前の1時間は画面を見ないと決めるだけでも、頭が婚活から離れやすくなります。

気持ちを誰かに話すか、紙に書き出す

疲れた気持ちは、外に出すだけでも軽くなることがあります。話し相手は、婚活の事情を知らない友人やきょうだいでも構いません。

人に話しにくいときは、ノートに書き出してみましょう。うまく書こうとしなくて大丈夫です。思いついたことを、そのまま並べてみます。

「日曜の夜になると気が重い」のような短い言葉で構いません。「返信を考えるのに時間がかかる」と書くだけでもよいのです。書いたものは、数日たってから読み返してみましょう。自分の気持ちを、少し離れたところから見られます。

書き出してみると、何に一番疲れたのかが見えてきます。会うこと自体なのか、断ることなのか、周りの目なのかを見てみます。疲れの正体が分かると、休み方や再開のしかたも選びやすくなります。

婚活で後回しにしていた楽しみを取り戻す

婚活のために使っていた週末とお金を、自分の楽しみに回してみましょう。行きたかった場所に出かけたり、昔の趣味を再開したりしてみます。ひとりで好きなお店に行くのもよいでしょう。

婚活中は、誰かに選ばれるための時間が多くなりがちです。休んでいる間は、自分が心地よいと思えることに時間を使いましょう。

ひとりの時間を楽しめるようになると、暮らしに張りが出てきます。それは、婚活を続けても、やめても、あなたを支える力になります。

楽しみが思いつかないほど疲れているときは、無理に探さなくて大丈夫です。散歩や、好きなお茶をゆっくり味わうことから始めてみましょう。

平日の小さな楽しみも大切にしてみてください。帰り道に季節の花を眺める、気になっていた本を少しずつ読むなどです。週末を待たずに気持ちが和らぐ時間があると、疲れはたまりにくくなります。

あわせて読みたい:生きがいがないのはおかしくない|自分のペースで今日からできる見つけ方

よく眠り、体を休めることを優先する

心の疲れは、体の疲れとつながっています。まずは、よく眠ることを優先しましょう。

婚活の予定がない週末は、目覚ましをかけずに眠ってもよいのです。食事をきちんととり、少し歩くなど、体をいたわる時間をつくります。

40代・50代は、若いころより疲れが抜けるまでに時間がかかります。体を整えることは、気持ちを整えることの土台になります。

朝は少し日の光を浴びて、夜は早めに部屋の明かりを落としてみましょう。1日のリズムが整いやすくなります。特別なことをする必要はありません。自分が心地よいと感じる過ごし方で十分です。

休んでもつらさが続くときは、ひとりで抱えなくていい

婚活を休んでも、気持ちの落ち込みが続くことがあります。眠れない日が続いたり、食欲がなかったり、何をしても楽しくなかったりします。そんな状態が長引くときは、ひとりで抱え込まないでください。

厚生労働省の「まもろうよ こころ」では、電話やSNSで相談できる窓口を探せます。悩みの内容や、相談の方法から選ぶことができます。

体調の変化が続くときは、かかりつけの医師に相談するのもひとつの方法です。話を聞いてもらうだけでも、気持ちが整理されることがあります。

休んだあとは、続けてもやめてもいい

休んで気持ちが落ち着くと、これからどうするかを考える余裕が出てきます。休んだあとの道は、続ける、休み続ける、やめるの3つです。

どれを選んでも、間違いではありません。答えを決めるのは、年齢や周りの声ではなく、あなたの心と体の状態です。

並木道を自分のペースで歩き出す40〜50代の男性の後ろ姿

年齢が気になって休めない方へ

「休んでいるあいだに年を取ってしまう」と焦る方もいるでしょう。年齢が気になって、疲れていても休めない方は少なくありません。

国の統計で、2024年に結婚生活に入り、同じ年に届け出た夫婦を見てみます。このうち40代の妻は25,602組、夫は36,440組でした。年齢は、一緒に暮らし始めたときのものです。(出典:厚生労働省)

40代で結婚生活を始める人は、1年だけでもこれだけいます。年齢だけで、休むかどうかを決めなくてよいのです。この数字が示しているのは、年齢だけで答えが決まるわけではないということです。

だからといって、急いで婚活に戻る必要はありません。疲れ切った状態で続けても、相手と向き合う余裕は生まれにくいものです。休むかどうかは、年齢ではなく、いまの心と体の状態で決めて構いません。

再開するなら、ペースを自分に合わせて変える

また婚活をしてみたいと思えたら、以前と同じペースに戻さなくて大丈夫です。

  • 会う回数を、月に数回までに減らす
  • 同時にやり取りする相手の人数を絞る
  • 平日の夜は婚活のことを考えない時間にする

再開する前に、休んでいる間に書き出したメモを見返してみましょう。何に一番疲れたのかが分かっていれば、同じ負担を減らす工夫ができます。会う前のやり取りが負担だった方は、やり取りの回数を減らしてもよいのです。

無理なく続けられるペースは、人によって違います。疲れを感じたら、また休めばよいのです。休みながら続けることも、立派な続け方です。

結婚という形だけにこだわらず、気の合う人との縁を広げていく考え方もあります。そばにいてくれる人を探す道は、ひとつではありません。

あわせて読みたい:結婚しないパートナー探し|50代・60代の出会い方と関係の形

婚活をやめて、気持ちが楽になる人もいる

休んでみて、婚活をやめようと決める方もいます。婚活をやめて、休日や気持ちに余裕が戻ったと感じる人は少なくありません。

「婚活はやめたほうがいいのか」と悩む方もいるでしょう。その答えは、他人が決めるものではありません。ひとつ目安にするなら、婚活が毎日の暮らしを苦しくしていないかどうかです。苦しさが続いているなら、手放して構いません。

婚活をやめることは、結婚を諦めることと同じではありません。婚活という方法をやめても、人との縁はこれからも続いていきます。仕事や趣味の場で、自然な出会いが生まれることもあります。

周りに「婚活はやめたの」と聞かれることもあるでしょう。そのときは、「いまは自分の時間を大事にしている」と答えれば十分です。くわしく説明する必要はありません。やめたことを、後ろめたく思わなくてよいのです。

一方で、結婚そのものへの気持ちに、区切りをつけたくなる方もいるでしょう。それも、自分の暮らしを大切にするための選択です。

あわせて読みたい:結婚を諦めたあなたへ|楽になれる考え方とこれからの生き方

まとめ

婚活に疲れたと感じるのは、真剣に向き合ってきたからです。疲れてしまう理由は、出会い方の性質や暮らしの事情によるものです。あなたの落ち度ではありません。

疲れたら、休んで構いません。通知を切り、予定を入れない週末をつくり、気持ちを誰かに話してみましょう。後回しにしていた楽しみを取り戻し、よく眠ることも心がけてください。

休んだあとは、続けても、やめても構いません。年齢だけで決める必要もありません。

まずは今週末、婚活の予定をひとつも入れない日をつくってみましょう。

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